恒心教のおこりと聖典

このページでは、一介の弁護士であった唐澤貴洋が、いかにして崇拝と信仰の対象になったのかを見ていきます。

恒心教のおこり

もともと、弁護士としてIP開示業に携わっていた唐澤貴洋。

彼は36歳の時、H君の炎上事件に関わったことで、インターネット社会で一躍有名になりました。

唐澤貴洋は有名になるにつれ、インターネットユーザーにより、「無能」「親のすねかじり虫」「アイドルオタク」「肥満体型」などの誹謗を浴びせられました。

唐澤貴洋は、自分に誹謗を浴びせたユーザーのIPを片っ端から開示すると同時に、善悪をわきまえないユーザーたちに、TwitterやFacebookなどを利用して愛と正義を説いていきました。

こうした数々の言行がインターネットユーザーの心を動かした結果、いつしか唐澤貴洋は「尊師」と呼ばれて崇められ、礼賛され、神格化されるようになりました。

当時、唐澤貴洋弁護士は「恒心綜合法律事務所」という弁護士事務所を構えておりましたので、唐澤貴洋弁護士を崇拝する人々は、この事務所名から「恒」と「心」の2文字を頂いて「恒心教」と名乗るようになりました。

「恒心」とは「つねに変わらない正しい心」を意味しており、宗教団体名としてまさにうってつけであったといえるでしょう。

恒心教の聖典

弁護士唐澤貴洋が「尊師」として崇拝されるようになった理由の1つは、唐澤貴洋による「親の愛」と「正義の法」を強調した有難い説教の数々です。

唐澤貴洋の発言は恒心教の聖典とされており、敬虔な恒心教徒は聖典の研究に励み、聖典は教徒の会話の中でしばしば引用されます。

公式FacebookやTwitterに投稿された、唐澤貴洋の実際の発言を見てみましょう。

 

ホームページより

素心若雪

 

人が生きていて幸せだと思う社会を作るのに貢献する。

世界中があなたの敵になっても、ただ一人の味方になる。

 

ブログより

素心若雪は,親戚の書家の方にいただいた中国における2000年前の言葉です。
降ったばかりの若い雪のような清廉な心を持つという意味です。

 

Twitterより

あなたの抱えている悩みは解決可能かもしれない。必要なのは相談する勇気です。

相談者の方が,御相談に来られ, いままで自分の中で溜め込んでいたことを話された後の顔つきは一様に落ち着かれた顔をなされます。 人は一人じゃありません。

声なき声を拾い,光無きところに光を。

誰だって挫折はある。
苦しいときはある。
一人じゃない。
あなたを見ている人はいる。

苦しんでいる人,悲しんでいる人,喜んでいる人、 すべての人との出会いに感謝。

僕は弟が死に、絶望にくれ、死のうと思ったことがあった。
でも死ねなかった。弟の無念を晴らしたいと思った。

君はなぜ死ねなかったのだろうか。
君の人生は終わりではない。
君は贖罪をし、君の技術を人を助けるために使って欲しい。お母さんを幸せにしてあげてほしい。

これから君の贖罪の日々が始まる。

世界の終わりも大好きです!(ママ)

 

Twitter『空は何色か』より 全文はこちら

君は親を殺すことができるのか

人は人を傷付けて幸せになれるのか

いま君は何を見ているのか

空は何色か

人は人を愛さなければない(ママ)

君は親の愛に気が付かなくてはならない

いまが君の人生の始まりだ

君はこれからどのような大人になるのか

俺は君に人を傷付けるのではなく人を助ける人間になってほしい

俺は君の20年後を見ている

 

Facebookより

彼らの前歴で一生背負わなければいけない十字架です。

君達は一生自分のしたことの意味を考えてください。

自由は無秩序ではない。人の権利を自由に侵害する自由を憲法は与えてはいません。

いずれ告白のときが来るでしょう。

今時代は変わろうとしています。

始まりはいつも雨でした。
人との出会いが私にとって救いでした。
皆様のお力が必要です。
我々は立ち上がるときが来ました。
声なき声に力を。

皆様のお力が当職の原動力です。当職の身に何かあっても、皆様のことは永遠に忘れません。
我々は困難な時代に生きています。人の自由が蝕まれたときは、闘争により自由を取り戻すしかありません。
皆様のお力をお貸しください。
新しい時代を。
我々には代弁しなければないない声がある。
(ママ)

声なき声に力を。

私は諦めません。
皆様の声がある限り。
声なき声に力を。

我々はチームになりつつあります。
皆場所は離れど、心は一つです。
新しい時代を。
声なき声に力を。
愛なき時代に愛を。

 

以上は、唐澤貴洋の実際の発言であり、恒心教における正典(カノン)とされているものです。

特に、Facebookに記された数々の宗教的発言はFaithbook(信仰の書)とも呼ばれております。

 

この他、2ちゃんねるの削除要請板に書かれた「しっかり罪を認識しなさい。」という発言もあります。

これは、書き込みの状況や内容等から、唐澤貴洋による発言であるという説もありますが確たる証拠はなく、唐澤貴洋による発言かどうか議論があります。

そのため、この発言は恒心教における外典(アポクリファ)といえます。

 

また、Facebookに書き込まれたとされる「心ある一部の方に私のメッセージを届けたい。」「いつかあなた達も気づくこととなるでしょう。 自分たちの過ち。その大きさに。」という発言もあります。

しかしこれは、唐澤貴洋弁護士を装った偽物の発言であることが明らかになっています。

すなわち、この発言は恒心教における偽典といえるでしょう。

 

初期の教徒による、聖典研究の注解書(コメンタリー/コンメンタール)としては、以下のものが有名です。

唐澤貴洋文学館

 

また、唐澤貴洋がテレビのニュース番組等に声の出演をすることは、「玉音放送」と呼ばれています。

特に、日本の公共放送たるNHKにて行われた第四次玉音放送においては、唐澤貴洋は初めて顔を開示し、映像と声で教徒を導きました。この放送は、唐澤貴洋を天皇陛下になぞらえて「お気持ち表明」と呼ばれております。